新百合ヶ丘の上映プロジェクト≪5時シネ≫。Vol.3の今回は、昨年急逝した若松孝二監督を偲んで、初期傑作選をお届けします。1960年代後半から70年という激動の時代を生々しく切り取り、世紀を超えて、世代を越えて、私たちを激しく揺さぶる鮮烈な映像が、しんゆりの夜をノック★アウト!
作品情報 | ■上映期間:2013年2月9日(土)〜15日(金) ※12日(火)休映 ■上映作品 ※18歳未満入場不可 『犯された白衣』(1967年/パートカラー/57分/シネスコ/35mm) 監督・脚本:若松孝二/共同脚本:唐十郎、山下治/撮影:伊東英男/音楽:高村光二 出演:唐十郎、小柳冷子、林美樹 看護婦寮に誘い込まれた“美少年”唐十郎が拳銃で次々と女の命を奪ってゆく。米国で起きた事件をヒントに、映画と演劇の鬼才がタッグを組んだ凄絶な密室劇は、“海ほおずき”のメロディーとともに、比類なき静けさに至る。 『処女ゲバゲバ』(1969年/パートカラー/66分/シネスコ/35mm) 監督:若松孝二/脚本:出口出(大和屋竺)/撮影:伊東英男/音楽:迷宮世界 出演:谷川俊之、芦川絵里、林美樹、大和屋竺 処刑のため連行された荒野で、女は十字架に磔にされ、男は逃げ彷徨う。タイトルは大島渚の命名。鈴木清順作品で知られる脚本家・大和屋竺に富士の裾野で「この荒野を密室に見立ててみよ」と書かせた若松孝二の発想から生まれた傑作。 『性賊 セックス・ジャック いろはにほへと』(1970年/パートカラー/70分/シネスコ/35mm) 監督:若松孝二/脚本:出口出(足立正生)/撮影:伊東英男/音楽:音楽集団映像グループ 出演:秋山未知汚(道男)、笹原茂朱、香取環、小水一男 アジトを追われた学生運動セクトは「川向こう」に住む若者と知り合い、アパートに転がり込む。「バラ色の連帯」と称し退廃的な日々を送る彼らに対し、若者は……。運動の後退期を容赦なく描き切り、カンヌ映画祭監督週間に招待された。 | ||||||
上映日 |
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料金 | チケット:チケットは当日券のみ。各日9:30より販売開始 ※二本立てではありません (1)1回券:1000円(一般・シニア) (2)1回券:800円(大学・専門学生・障がい者・付添(1名まで)・会員)※アルテリオ・シネマ会員はポイント対象外 (3)2枚セット券:1600円(同じ作品を2回観てもOK!上映期間中別の日に利用してもOK!あの子とシェアOK!) |
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ゲストトーク | ★2月9日(土)19:10『性賊』上映後トークあり。 ゲスト:足立正生さん(映画監督)、小水一男さん(映画監督) ◎トークショー終了後に3Fコラボレーションスペースにて交流会があります。 |
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その他 | ■主催:NPO法人KAWASAKIアーツ ■後援:「しんゆり・芸術のまちづくり」フォーラム ■協力:川崎市アートセンター、平成24年度かわさき市民公益活動助成金事業、若松プロダクション ●5時からシネマ ツイッター⇒@5時からシネマ |