『路傍の石』『五人の斥候兵』(ともに1938)などの名作で広く知られている名匠の一人、田坂具隆監督作品。貧しいために年若くして京都五番町の夕霧楼に身売りされた主人公・夕子。旦那と恋人のあいだで揺れる女の身体と心を、田坂監督がていねいに描く。善良な遊郭の女将や娼妓といった設定は、この場合、意図的なものであり、夕子の薄幸がより純粋に、観る者に印象づけられる。「キネマ旬報」ベストテン第3位。
作品情報 | 1963年/東映(京都)/カラー/2h17 脚本・監督:田坂具隆 原作:水上勉 出演:佐久間良子、河原崎長一郎、木暮実千代、進藤英太郎、宮口精二、丹阿弥谷津子、 岩崎加根子、千秋実、岸輝子、千田是也、織田政雄、木村俊恵、赤木春恵 | ||||||||||
上映日 |
| ||||||||||
料金 | 500円(前売り・当日とも) 前売り券:9/20(日)より当館受付(9:30〜)にて発売(上映日前日まで) ※整理番号付きチケット、自由席、整理番号付き入場、各回入替制(定員113名) ※上映時間等はやむをえない事情により変更する場合があります ※特別興行につき、アルテリオ・シネマ会員のスタンプ押印対象とはなりません |
||||||||||
その他 | 平成21年度優秀映画鑑賞推進事業 女優たちの昭和名作シネマ 優秀映画鑑賞推進事業とは 文化庁と東京国立近代美術館フィルムセンターが主催となり、広く国民の皆様に優れた映画を観賞していただくことを目的に、映画史を代表する作品や多くの人々に好評を博した作品を選出し、各地で上映しています。 主催:川崎市アートセンター、文化庁、東京国立近代美術館フィルムセンター 協力:コミュニティシネマセンター |